少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№190📕中国まで進出していたホモエレクトス

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お元気ですか。少年シニアです、前回ネアンデルタール人の祖先と言われるホモハイデルベルゲンシスについて触れました。彼らと同時期に中国に棲息したヒト属がいました。北京原人です。北京原人の歯の化石が発掘されたのが1921年。頭蓋骨の化石がでてきたのが1929年。約67~77万年前から生息しいたとされています。

アフリカを出て中東にむかったホモエレクトスの中で欧州にむかったハイデルベルゲン

シスに対し北京原人の祖先は東に経路をとり中国にむかったのです。

 

北京原人物語

北京原人物語

 

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北京原人の脳の推定容積量は約1000㏄(現在の人間の約7割程度)。現在のアジア人に頻繁にみられる切り歯がホモサピエンスへの進化上の連続性を示唆しています。頭蓋が分厚くて横顔は平に広がっているのが特徴と言われています。

火を使用し狩りだけでなく死肉を火によって柔らかくして食べていたようです、石器技術は未熟だったようです。

北京原人の絶滅は約30万年前、気候の寒冷化が原因と言われています。

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なお、当時発掘された北京原人の化石は、いまゆくえ不明で見つかっていません。その背景には日中戦争があり、日本人に見つかり日本に送られ。今も日本にあるという説や米軍の海兵隊員が奪い去ったという説もあり、いまだに明らかになっていません、このことが北京原人のさらなる研究が進捗しない大きな要因になっています。

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北京原人の1934年に発見に先立ちジャワでホモエレクトスのジャワ原人が発見され、その後、北京原人が発見、さらに1934年ヒト科の化石がジャワで再発見さたれたこともあり、20世紀前半ではヒトの起源はアジアであるという説が有力でした。その後、アウストラロピテクスの発見・ラミダス原人の発見などでヒトの起源はアフリカであることが明らかになってきましたが、それでも今でもヒトはアフリカだけでなく多地域で各々進化していったと考える学者もいます。

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 さて、この北京原人の発見に携わった者の中に欧州から古生物に通じた神父が関与していました。カトリックの神父でありながらダーウィンの進化論に共鳴していたため中国に飛ばされたのです。次回は、その神父の北京原人の発見にかけた話を紹介しながら北京原人が登場してきた意義について考えてみたいと思います。