少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№182📕直立2足歩行の謎

 お元気ですか。少年シニアです。

いよいよ本ブログも我々人類「ヒト」の進化について突入します。

ドキドキするとともに何か気が重たくなる感じもあります。

自分たちの正体を知る怖さというのでしょうか。でも生命を考えるには、ここを

避けるわけにはいきませんよね。ということで勉強開始です。

直立歩行―進化への鍵

直立歩行―進化への鍵

 

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 人類の定義というのはいろいろあるようですが、生物学的には「直立2足歩行」が他の類人猿(チンパンジーやボノボなど)と人類をわける大きなポイントとなります。だからこそアフリカの各地からヒトと思われる化石が発掘されたときに、そこに直立2足歩行をしていたと証明できる部分が見受けられるかいなかが検討されることになります。いわばその結論によって人類の起源も、どこまで遡るかが変わってくるわけですね。

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 よく人類は直立2足歩行したことで手が自由に使えるようになり、それで道具を製作した。また直立姿勢によって複雑な音声を出すことが可能となり、コミュニケーション能力が向上した。それはさらに脳を進化・肥大化させ知的能力の向上につながった。こんな説明を学校で教わった記憶があるのですが、ことはそう単純ではなさそうです。

というのも、最初のヒトとして有力な「サヘラントロプスチャデンシス」が生存していたのは約600~700万年前で、その脳の推定容量は約350~380cc(チンパンジー程度)とされています。(ただチヤデンシスが本当に二足歩行していたかは学者間でも意見が大きく分かれているようです)

ところが、その約300万~400万年後に生存していたアウストラロピテクスの脳の推定容量も400㏄近くで、チヤデンシスの推定容量との差はあまりなく、現生人類の約4分の1程度にすぎないのです。

したがって、もし700万年前のご先祖様が本当に直立2足歩行していたとしても、約300~400万年の間に脳はそんなに肥大化していかなかったということになります。

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 そもそもなぜ人類は四足歩行を捨てたのでしょうか。直立2足歩行をすることはメリットもありますが、それ以上のデメリットがあるといわれています。現在腰痛や肩こりに悩む人は大変多いのですが、これもデメリットの一つでしょう。二足歩行によって天敵にも見つかりやすくなりますし、走力を含む身体能力についても直立2足歩行の我々人類は、四足歩行の他の類人猿に遠く及びません。

しかし、それを上回るメリットがあった、またそうせざるをえなかった事情があったから、人類は直立2足歩行への進化に舵をきったのはまちがいありません。

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 それはいったい何だったのでしょうか。そのことについての説は百花擾乱、これといった決め手になるような物証はまだ十分ないようです。しかし学者たちがどのような根拠でどのように考えているかを知ることは、無駄なことでは決してないと思います。その過程で、人間とは何かを自分なりに深く考えてみることができるからです。

次回から、時間をかけて人類の進化に関する様々な見方について自分なりに読んで感じたことを記していきたいと思います。