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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№166📕多彩な顔と知恵をもつ賢者フクロウ

古第三紀

お元気ですか。少年シニアです。

繁華街池袋にフクロウがいることを知りました。ただ、それは造り物のフクロウ

で、「いけふくろう」と名付けられ、待ち合わせの恰好の場所になっています。

「いけフクロウ」の画像検索結果

フクロウの鳴き声は、昔は街でもごくあたりまえに聞かれましたが、今は中々

聴くことがかなわなくなりました。

前回哺乳類の中で闇の世界を支配するコウモリを紹介しましたが、今回は鳥類の中で

闇の世界を支配するフクロウのお話です。

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 フクロウは冷静で時に物怖じしない姿から古来より森の哲学者と崇められていましたが、なかなかどうして、獰猛な猛者です。

鳥類の中で鷲や鷹と同様「猛禽類」に属し、鳥類の食物連鎖の頂点にいるのです。鷲や鷹には力及ばないので、太陽が照っている時間は、鷲や鷹にその支配を譲り、自らは太陽が沈んだ闇の時間での支配者になることを決めたのでしょう。

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 フクロウの強みは何といっても音をたてずに飛べるつばさにあります。羽毛は一枚一枚の幅が広く、表面もとてもやわらかく滑らかなので、飛んでいる時、つばさに空気があたっても空気は滑らかに流れて音が出ないのです。これにより獲物に気付かれるとなく接近できますし、逆に敵からは身を守ることができます。

実は最高時速300㌔を誇る「500系新幹線のつばさ型パンダグラフ」は、フクロウの翼の構造を参考にしたそうですよ、

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 ただこのフクロウの飛ぶ音がしないことが、フクロウの研究を困難にしていると本書では述べられています。さらに夜行性・森林性ということもあって、夜活動しているところを調査しようと思っても見えにくいのです。巣箱や発信器などの装置を使って、見えなくても活動の様子がとらえられるよう工夫が必要になります。

本書で紹介された研究者は発信装置をもって森に分け入って警察に不審者と間違えられたというエピソードが紹介されていますが、フクロウの研究もなかなか大変です。

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 フクロウの種は146種と多彩で、その顔立ちも実にユニークです。動物園でシロフクロウを見たときは抱腹絶倒しました。小馬鹿にしたようにこちらを見て笑っているように見えます。そして首を180度回転させて煙にまくのです。

このシロフクロウは北極圏の荒涼としたツンドラ地帯を住処としていますが、放浪して北海道に姿を見せることもあるそうです。

フクロウの賢さや敏捷さが伝わってくる動画です


掛川花鳥園バードショー シロフクロウ snowy owl

 

  メンフクロウも奇妙で幽霊のような顔をしています。しかしこの顔に騙されてはいけません。メンフクロウは左右の耳の位置や大きさ、形。向きが違います。それで両方の耳に達する音の時間差で、音を出した獲物の位置を正しく認識し捕まえるハンターなのです。ネズミを主食とするので、ネズミに穀物を狙われて困っている農園主は、メンフクロウをとても大切にしているそうです。

 この動画はメンフクロウだけじゃなく数多くのフクロウの姿が見られます

メンフクロウ! - Lovely Owls!

最後は、樹木の全くない荒れ地の穴で生活するという「穴堀フクロウ」。自分で穴を掘ると思いきや、他の動物が掘って、今は使われていない穴をちゃっかりもらいうけます。だから正しくは「穴借りフクロウ」ですね。こいつは中々賢い奴で、近くに馬が放牧されていたりバイソンがたりすると糞を巣穴に運びます。糞には甲虫類が卵をうみつけることが多いので、ここで生まれた幼虫を食べる算段なのです。また糞の匂いは穴堀フクロウの匂いを消してくれるので、敵にきづかれないようにすることもできるというわけです。

穴堀フクロウとリクガメのからみが最高に面白い動画です。


Burrowing Owls | Wild Animals - Planet Doc Full Documentaries

 

やはり、フクロウはしたたかな知恵者でした。