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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№164📕大陸の衝突が日本の緑豊かな国土を創った

古第三紀

お元気ですか。少年シニアです。

以前ブログで500万年後、1億年後、2億年後の地球の生き物を予測した動画

を紹介したことがあります。このとき予測のもとになったのが、その時代の大陸

分布の予想図でした。大陸分布の配置によりその時代の気象状況が予測でき、

更にその気象に適応できる生き物の姿が予測できるということでした。

プレートテク二クス理論の進化により、将来の大陸分布がどうなっているかを

予測することはさほど難しいことではないそうで、予測によれば一億年後には、

ワイ島はプレートの移動により日本列島に衝突するそうです。

プレートにもよりますが、毎年プレートは概ね数センチ移動しており、過去にも

こうした大陸の移動と衝突は繰り返し行われています。

例えばインド亜大陸は、約1億8千万年前にアフリカ大陸と袂を分かち、次第に

北上して約4〜5千万年前にユーラシア大陸に衝突しました。

 

 ↓ 2億年前からの大陸移動の様子がよくわかります。


マントル対流の数値シミュレーションによって再現された2億年前から現在までの大陸移動

 

いちばんやさしい地球変動の話

いちばんやさしい地球変動の話

 

 

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 インド亜大陸ユーラシア大陸の衝突は、その周辺部分にどのような影響を及ぼしたでしょうか。最初のうちは衝突されたユーラシア大陸の一部が押し出されるという現象が起こったと予想されます。現在のインドシナ、中国南東部のブロックはこのようにしてインドの北から現在のアジア大陸の東の方へ押し出されてしまったものです。

そして次にインド大陸ユーラシア大陸の下に潜り込んでユーラシア大陸の縁部分の海に堆積していた部分の隆起を促しました。これがヒマラヤ山脈チベット高原の成り立ちで今から1500万年前のことです。    

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 次第にヒマラヤ山脈は高くなり、近隣の気候を激変させました。まずヒマラヤ山脈が壁となってインド洋からの湿った風を東に追いやり、季節風となって雨を降らせるようになりました。逆にインドの西側は砂漠化していきました。

ヒマラヤ山脈の形成は日本の気候にも強い影響を与えていて、仮に隆起が弱くヒマラヤ山脈の高さが今より半分だったとすると、季節風によって日本にもたらされる降雨量も半分以下となり、現在のような緑豊かな国土は形成されていなかったとされています。高さが半分でもそうですから、インド亜大陸の衝突がなくヒマラヤ山脈自体が形成されていなければ、日本の国土はもっと乾燥した状態で、四季折々の美しい現在の日本とはほど遠い状況になっていたでしょう。   

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 実は日本列島自体、異なるプレートが衝突して片方のプレートが沈み込む際に生じる付加体(沈みきらなかった海底の堆積物や大陸からはぎとられた塊)を材料にしてできあがっているそうです。(伊豆半島のようにもともと単独の塊だったものが、日本列島と衝突してくっついた部分もあります。丹沢山地はその衝突で隆起してできました)

大陸や島の形成は地球のダイナミックな変動によって離合集散してできていて、それによって気候も大きく様変わりします。まさに地球自体が生き物であることを自覚して、つきあっていく必要がありそうです。

 

インド亜大陸の移動とヒマラヤ山脈の形成の因果関係がわかりやすく解説されています。

 ヒマラヤ山脈が衝突以前は海の中にあったことの証拠が続々と紹介されています。

(13:50〜19:00 インド亜大陸大陸移動の図示による解説があります)


巨大山脈の誕生 1987