少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№161📕イルカと人類のサミットは将来実現するか?

お元気ですか。少年シニアです。

海に生きる生物の中で、イルカやクジラが特別なオーラを発していたことを哲人

アリストテレスは理解し、人間との共通点を感じとっていたようです。

その著書「動物誌」で、クジラとイルカを明確に区別し、ともに魚類でなく哺乳類

であることを詳細に書き記しました。

(その約400年後、プリ二クスの「博物誌」で魚類に分類されてしまいましたが・・)

 今回は、哲人アリストテレスも一目置いた高い知能をもつイルカの脳についての

勉強したことを簡単にまとめました。

イルカ・クジラ (minimum)

イルカ・クジラ (minimum)

 

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 イルカの脳は人間と異なり横に広がっています。水中生活に移行・適応するのに伴って頭部が前後方向に詰まったためと考えられています。そんなイルカの脳を一言で言えば「重くてしわくちゃな脳」と言えます。

生き物の知能の目安となる脳化指数(体重における脳体重に一定の指数をかけあわせたもの。猫の脳化指数を1として表示)では、イルカで約5程度になります。これは7〜8の人間には及ばないものの、約2.5のチンパンジーを上回り人間に次ぐ指数です。

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 人間の脳にはその表面に多くのシワがありますが、イルカの脳にも同様のシワが入っているそうです。シワが入ることで大脳の表面積が増え、そこに分布する神経細胞も増えることから、それだけ神経細胞間のネットワークも複雑になり高次な知的情報処理も可能となるのです。

社会性をもつイルカを含めたハクジラ類は、こうした情報処理能力をうまく活用して、人間同様の高度なコミュニケーションをとっていると思われます。

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 ただ人類の脳と異なるのは左脳と右脳の連携で、人間は左脳と右脳が脳染で密接に結びついているのに対し、イルカの脳は脳染が細く十分な連結がされていないことです。

どうもイルカの脳は左右で別々に機能しているようなのです。そのため人間は右目に光をあてるとあてていない左目の瞳孔も小さくなりますが、イルカではそのようなことがありません。そのためイルカは左右の目からの情報を統合することができず、立体視(奥行き知覚)ができないと考えられています。その分、聴覚が発達したのでしょう。視界が定かでない中、仲間たちと声を通じてコミュニケーションをとっています。

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 左脳・右脳が分離しているのは、イルカが数十分ごとに息継ぎのため海面に浮上しなければならないという宿命もあっていずれの脳も休ませることができず、右脳・左脳を分離させて片方を休ませ片方は働かせる必要があることが理由なのかもしれません。

いずれにしてもイルカを含むハクジラ類の知能は海の中では突出しており、今後さらに進化をして、チンパンジーと人間の共通先祖から人類へと進化し陸上を支配したように、海中で道具をつくったり農耕をして海を支配する日がやってくるかもしれません。

将来、人類と進化したイルカが環境問題や陸と海の領有権などについて会談するようなことがあれば、面白いですね。

 

 ↓ こちらもイルカと人間が協力してつくりあげたアートと言えるでしょう


ドルフェリア  ~天使のうたごえ~