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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№159📕馬が速く走るのは生きのびるため

お元気ですか。少年シニアです。

競馬に入れ込んでもう30年以上になります。ミスターシービーの三冠を淀競馬場

で見て感動、それが長い競馬人生のスタートとなりました。

ただ当時は岡山に住んでいたので、中央競馬が開催される阪神や淀にはそう頻繁

には行けず、専ら地方競馬福山競馬場に通っていました。

福山競馬は全レース サラブレッドではなくアラブ馬が出走していて、そこで

小柄ながらスタミナと耐久性のあるアラブ馬の魅力の虜になりました。世界中の

馬の品種改良に最も貢献し、そこからサラブレッドを世に出したアラブ馬。

今回は、ウマのルーツについ簡単にまとめてみました。

新アルティメイトブック馬

新アルティメイトブック馬

 

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 ウマの先祖は遠く6000万年前にまで遡ります。アメリカの南部の地層から前肢が4本指、後肢が3本指、体重は5㌔強、肩までの高さが35㌢、キツネ程度の大きさの生き物の化石があらわれました。これがエオヒップス、通称「曙ウマ」です。

エオヒップスには足裏に肉趾があり指の先端に蹄があったことから湿地地帯や森の中で低木に繁る柔らかい葉を常食としていたのではと考えられていて、これがウマの先祖にあたる生き物と考えられています。

Hyracotherium Eohippus hharder.jpg

ウィキペディアより)

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 このエオヒップスは約4000〜2500万年前になると、大型化しすべて3本指になったメオヒップス・ミオヒップスという2種に進化していきました。さらに1000万年前、地球の気候状況が激変し生息環境が森林から平原やステップにとってかわり、イネ科の植物が繁栄すると彼らの歯は草をすりつぶすのに適した形となりました。

また平原やステップでは敵に見つかりやすいので、敵の接近を察知しやすいように、眼の位置も広い視野が得られる顔の側面側に変わっていきました。

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 そして600万年前 より現在の馬に近い「プリオヒップス」は、指を退化させ、1個の指に蹄をつけたような四肢にさせました。また脚の長さは長くなり、伸縮性も増しました。これによって、ウマは捕食者から逃げのびれる脚力をもつことができたのです。

ウマはこの秀でた脚を手にして、捕食者から悠悠と逃げのびて繁栄を約束されたように思えましたが思わぬ敵が登場しました。それは大型肉食獣ではなく人類です。

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 人類は当初はウマを狩って食糧源にしていましたが、今から5〜6千年前に狩りのための道具として飼いならすことを思いつきます。馬に騎乗して狩りをすることで狩猟能力は格段に向上しました。そしてさらに部族や国家が形成されてくるとそれは部族間・国家間の戦争時の戦闘道具として活用されるようになりました。その後、馬は機械文明の発達によりその労を軽減されますが、今度は人類の娯楽活動に活用され、乗馬や競馬などで人類と結びつき今に到っています。

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 そうしたことから野性の馬はほとんど姿を消してしまいました。競走馬が本来の馬の姿でないのは間違いなく、生命の勉強をしてからは複雑な思いで競馬をみることが多くなりました。今は違う意味で生きのびるために速く走ろうと頑張っているのです。皮肉なものですね。馬と人間のよりよい関係はどういったものか、これからも様々な形で模索されていくことでしょう。

 

↓ 馬ならではの能力と進化、人類とのかかわり方がよくまとめられています。

  馬の進化については(18:00〜)


たけしの万物創世紀「馬」