少年シニア 55歳から学ぶ理科

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№157📕肉食系哺乳類が満を持して登場

お元気ですか。少年シニアです。

前回、ディアトリマという恐竜絶滅後の覇者となった恐鳥の話しをしました。

ディアトリマの天下は700万年にもわたって続いたようです。しかし、徐々に

哺乳類の中から肉食系の捕食者が登場し、ディアトリマを絶滅に追い込みました。

今回は、その主役である「ミアキス」についてのお話しです。

ミアキス(出典)ウィキペディアより

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 ミアキスの先祖は、肉食とは名ばかりのお粗末な武器しかもっていなかったと考えられています。肉をきりとる歯は現在のように前方になく顎の後ろのほうにありました。これではよほど大口を開けない限り肉をかみきれず効率も悪かったでしょう。

ただ彼らはディアトリマがいる草原やワニがいる川辺を避け、森の奥の木の上に安全な場所を確保しすることで、強い歯をもつ肉食動物に徐々に時間をかけて、その姿を変貌させていきました。

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 そして木の上では次第に無敵の存在になっていきます。そのころ樹木の上にいた原始的な猿をはじめとする草食系の哺乳類や昆虫などはこの肉食系の格好の食糧となったことでしょう。しかしミアキスの野望はそこで留まりませんでした。木の上を制覇したミアキスは、さらなる獲物を獲得するために、地上に降りて狩りをするようになったのです。そうです。あのディアトリマがいる原野に大胆にも足を踏み入れたのです。

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  ミアキスは、体長は20㎝の今のオコジョに似た動物だったと言われており、もしそのとおりであれば、ディアトリマとまともに戦っては勝ち目はなかったでしょう。ただ攻撃的なミアキスには幾分手を焼いたことは十分考えられます。なかには脚などをかまれて傷を負ったディアトリマもいたかもしれません。

そして一番ディアトリマにとって痛手だったのは、卵を狙われたことでしょう。知恵もあるミアキスは、親のディアトリマに太刀打ちできないことは十分承知していて、その分夜になると卵や雛を食べにそっとやってきたと思われます。次世代を担うこどもたちの命を狙われてはディアトリマもお手上げです。

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 ついに約5000万年前にディアトリマは絶滅し、いよいよミアキスを母体とする多様な食肉類の哺乳類が誕生し、いまのネコ科、イヌ科、イタチ科、ジャコウネコ科の代表をつくりだしていきます。ですから我が家のねこの「ユー」も、このミアキスあってのユーなのでした(笑)

いずれにしても、ここに本格的な哺乳類時代の幕が開いたのです。