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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№156📕恐竜絶滅後の覇者は飛ばない鳥だった

お元気ですか。少年シニアです。

約6500万年前、隕石落下によって恐竜が絶滅したあと、哺乳類時代の幕が開いたと

いうのは衆知のことですが、実はすぐに哺乳類が地上を支配したわけではありません

でした。この戦国時代を一歩リードしたのは、恐鳥類といわれる飛ぶことを放棄した

大型の走行鳥類でした。今回はそのお話です。

絶滅動物データファイル (祥伝社黄金文庫)

絶滅動物データファイル (祥伝社黄金文庫)

 

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   その恐鳥の頂点に君臨したのが「ディアトリマ」です。身長は約2〜2.5m。水辺で暮らしていたサギやシギなどのグループから進化してきたと考えられます。水辺で栄えていた鳥のなかであぶれ、水がほとんどない過酷な内陸部へ進出する中で、かろうじて生き残ったものから、このディアトリマの祖先が誕生したようです。過酷な環境に対応していくことで、力をめきめきとつけていったようです。

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 すでに恐竜は存在せず、水辺にいる獰猛なワニもおらず、哺乳類もまだ小型で戦闘能力の乏しい中、内陸部で走行鳥類は次第に力をつけ食物連鎖の頂点にたつようになりました。そしてそのことが更に大型化を促し、ディアトリマを誕生させました。約5700万年ほど前のことです。

まだ身体が小さく戦闘能力にかける哺乳類は、ディアトリマの格好の食糧でした。岩の間に逃げ込む前に、ディアトリマの大きく鋭いくちばしでついばまれ、丸呑みにされたり、肉を切り裂かれたことでしょう。

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 こうして鳥類が陸と空を支配し繁栄し続ける中、哺乳類は完全に立ち遅れてしまいました。卵でなくこどもを産んで乳で育てるという身体の複雑さが、原因だったのかもしれないと本書では記されています

しかし、次第に哺乳類の中から戦闘能力をもったものが現れるようになります。母親のお腹の中という安全な環境で一定の大きさまで育ち、出産後は母乳でしっかりと栄養をとることができるという他の動物にないメリットが、生存率を高めニッチな場所で多様化し進化していきました。

そんな中から、ついに捕食の側にたつ肉食の哺乳類が誕生し、ディアトリマの地位を次第に奪ってディアトリマを絶滅に追い込むことになりますが、その話はまた次回に。

 

 最初の数分見て頂ければ、ディアトリマのイメージがわくと思います。


Terror raptor