少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№136📕モミの木は飾るだけの木ではなかった!

お元気ですか。少年シニアです。

いつの世も動物を支えてくれるもの それは植物でした。

それは約2〜1.5億年前のジュラ紀も例外ではありません。

とりわけ植物食の大型恐竜は半端な食糧では生を維持することはできません。

その中で、植物の主流は次第にイチョウやソテツなどの裸子植物からマツやスギ

といった針葉樹に移行していきます。

クリスマスに欠かせぬ「モミ」も、マツ科の常緑針葉樹ですが、ひょっとしたら

恐竜はモミの木の葉を食べていたかもしれません。

 

モミの木の不思議話 (B&Tブックス)

モミの木の不思議話 (B&Tブックス)

 

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 そもそもクリスマスのシンボルツリーに何故モミが選ばれたのでしょうか。これは諸説あるようですが、大型の常緑樹であるモミはクリスマスの起源地と言われるドイツ人(ゲルマン人)をはじめ、多くの民族から天と地を貫く「宇宙樹」として昔から崇められており、「希望と不滅さのシンボル」とされていたからだと言われています。

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 こうした樹木崇拝は、単にモミの巨大さと常緑という見かけの姿だけではなく、昔から医療や健康増進に大きな効能があることも大きかったと思われます。

森林浴の効能が叫ばれて久しくなりますが、これは大木から発生するテルペン類が、心身によく反応するからです。とりわけモミの葉から生じる精油には、親戚でもあるスギやアカマツと比べて,テルペン類が多く含まれています。テンペル類の中のαピネンというα波が多く出る化学物質の効能で、肩こりや頭痛・疲労回復に効くらしいのです。

ちなみにテルペン濃度がピークになるのは、早朝から正午で,季節では夏、また山の中腹部がの方がいいそうですよ。

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 モミのこの効用を一番知っていたのは、森に棲む鳥や動物たちでした。そしてこのことに気付いた人間は、家畜の餌にモミの葉を与えました。本書では、結核にかかった牛がモミの葉を食べて短時間で治った話や、モミ水を与えた牝牛と、与えなかった牝牛の出産率を比較したところ、モミ水を与えた牝牛が100頭中93頭の子を産んだのに対し、与えなかった牝牛の子は79頭にとどまったなどの例も示されています。

モミ精油には、植物の天敵昆虫から身を守るための成分も含まれているので、虫除け剤としても重宝されており、モミの木は人類にとっても様々な効用があるのです。

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 あの巨大な恐竜たちが餌不足に陥らず長きにわたって繁栄したのは、間違いなくそれらを支える植物環境が整備されていたからであり、針葉樹、とりわけモミの木は、貴重な栄養源として恐竜を支えた可能性があります。

恐竜にとって、それが何よりのクリスマスプレゼントだったかもしれませんね。

 

 ↓「モミの木」をナナ・ムスク―リの美声でお聞きください。メリークリスマス!!!


Nana Mouskouri - O Tannenbaum