少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№125📕攻・防・忍3拍子揃った地球の覇者トカゲ

お元気ですか。少年シニアです。

ジュラ紀は、恐竜を頂点とした爬虫類の時代でしたが、現在の爬虫類で、最も繁栄して

いるのは、いわゆる「トカゲ」でしょう。

トカゲの最古の化石はジュラ紀の地層から出現していますが、今でも熱帯・亜熱帯のみ

ならず世界中に棲息しており、種は4500以上と言われています。

過酷な環境の砂漠では、最強の捕食者として無脊椎動物を捕食して君臨しています。

一口にトカゲと言っても、「イグアナ」「カメレオン」「襟巻トカゲ」ら個性派から

「ヤモリ」「トカゲモドキ」「コモドオオトカゲ」といった正統派まで多士多彩です。

そして、このトカゲの飼育が静かなブームなのだそうです。

アゴヒゲトカゲ百科事典

アゴヒゲトカゲ百科事典

 
           

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 トカゲ愛好家の中で特に人気があるのは、本書の主役の「アゴヒゲトカゲ」とレオパの愛称で有名な「ヒョウモントカゲモドキ」。

ともに極めて丈夫で、長期間の絶食に耐え、動きもユーモラスで飼育しやすいところが人気のようです。寿命も長く、雄で29年雌で22年も生きた強者もいるとのこと。

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本書の主役「アゴヒゲトカゲ」は、イグアナ下目に属し、イグアナやカメレオンとは兄弟関係にあります。イグアナ下目は最も原始的なグループと考えられており、他のヤモリ類やスキング類(二ホントカゲなどが属す)やオオトカゲ類よりも古く出現したグループです。通常はシンプルなものから複雑なものへと進化すると考えますが、このような個性派の方が古い世代というのは、なかなか面白いですね。

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 トカゲは、「体表の色を変える」「威嚇行動に出る」「自ら尻尾を切って相手か素ばやく逃げる」など防御的なパフォーマンスを見せる生き物ですが、昆虫にとっては最大の難敵がトカゲでしょう。敏捷な動きで逃げる隙を与えません。

虫は全ての動物の3分の2の種を占める地球史上で最も繁栄している生き物ですが、トカゲはその昆虫を捕食するのですから、餌の苦労はそうないはずです。

その上、かなりの絶食にも耐えれるわけですから、死角がありません。

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 ところで狭義の「トカゲ」と「ヤモリ」の見分け方をご存知ですか。

ポイントは目と指先です。ヤモリの目は外見上の瞼がありませんが、トカゲは目を開け閉めします。あとヤモリの指先はふっくらしていて吸盤のように吸いつきます。

ヤモリは漢字で「守宮」。この宮は宮廷の女性を意味するそうで、ヤモリを水銀の上で飼っていると赤くなる、それを煎じたものを女性の腕に塗ることで男から身を守ったことからこの漢字となっているらしいです。

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ジュラ紀は、恐竜が地上を制覇していましたが、トカゲたちはそう思っていなかったかもしれません。大きな舞台は恐竜に任せて、草むらなどの小世界では、虫たちの天敵として君臨し、実は自分たちが地球の真の王者だと思っていたのではないでしょうか。

トカゲには、そう思わせる強かさを感じます。

 

↓ 立派な御髭です。触っても嫌がりません。


フトアゴヒゲトカゲ お散歩中の珍事 - YouTube

 

↓ ヤモリの吸盤力に着目した科学番組です。


エコ・フロンティア~自然に学ぶ科学技術 (6)ヤモリの足に学ぶ"くっつける" - YouTube