少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№111📕大量絶滅は生命の進化システムか

お元気ですか。少年シニアです。

種レベルの生物の絶滅は今でも日々起きているわけですが、実は全地球規模での

大量絶滅が古生代以降5回起きています。その中で史上最大規模の絶滅、実に96%

の種が絶滅したのが、約2億5千万年前に発生したペルム紀の大量絶滅でした。

NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅〈4〉大量絶滅

NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅〈4〉大量絶滅

 

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 地球において生命の種は漸進的に増加しているのではなく、地球規模の大量絶滅があって右往左往の中、不連続的に増加していくことを世に知らしめたのは、古生物学者のデービット・ラウヴでした。

本来、生命の進化は漸進的に行われるというのが、ダーウィ二ズムの主張でしたが、大量絶滅により生命の進化はそう単純ではないことを、各時代の地層から出土する化石のデータを丹念に調査して明らかにしたのです。

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 なぜ大量絶滅が発生するのか。偶然のいたずらなのか周期的なものなのか またどのような原因で発生するのか、白熱した議論はありますが、まだ決定的な確証は得られていません。ただペルム紀の絶滅については次の2つの説が有力とされています。

 

1)隕石落下説 

 恐竜が絶滅した白亜紀の大絶滅と同様、巨大隕石が落下して、それが様々な火山噴火や地殻変動を促し生物環境を圧迫し絶滅に追い遣ったたとする説。

 2)シベリア火山大噴火説

 超大陸の形成にともなうプレートの変動でスーパープルームが生じて割れ目が50㌔にも達する火山爆発がシベリアで起き大量の二酸化炭素や二酸化硫黄が放出された。これにより酸性雨が降り、植物が大打撃を受けさらに二酸化炭素が吸収されないという負の連鎖がおきた。また海底では大量にメタンハイトレードが発生、温暖化がさらに加速し海流の循環も停止。このことにより海中も無酸素状態になり、多くの生き物を絶滅に追い遣ったとする説。

 ただいずれも決定的な証拠にかけるため、実際のところは何が原因で起きたのかは定かではありません。

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 いずれにしても、この大量絶滅によって海中では古生代から生き延び様々な生物の食糧源になっていた三葉虫も遂にペルム紀に絶滅してしまいました。そして陸上でも大型化しこの時代に君臨しかかっていた哺乳型爬虫類(単弓類)の大半が絶滅します。これにより哺乳類の先祖は、次の中性代で、やがて大勢力となる恐竜の陰に怯えながら、細々と生息するニッチな存在となります。こうして古生代は終焉しました。

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 地球規模の大量絶滅は強大な権力者を陰に追いやることで、再び多くの生命に勢力拡大のためのチャンスを与えることになります。こうして生命の多様化が再び始まることを考えると、これも大きな意味での生命の進化システムの一環なのかもしれません。

 

 ⇩こちらの動画は超大陸化に伴うスーパープルーム説をもとに構成されています。なかなかのド迫力です


「大量絶滅」巨大噴火が哺乳類を生んだ - YouTube