少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№107📕哺乳類型爬虫類の登場(ペルム紀)

お元気ですか。少年シニアです。

古生代最後のペルム紀(約2.99〜2.51億年前)は両生類の全盛であり、一方で爬虫類

の黎明期でもありましたが、実はその後の哺乳類の進化につながるとても重要な時期

でした。そう、哺乳類型爬虫類(単弓類)の登場です。今回はその単弓類について勉

強します。

絶滅したふしぎな巨大生物

絶滅したふしぎな巨大生物

 

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 爬虫類と哺乳類を区別する一つの要素に歯があります。爬虫類の歯は、すべて同じ形をしていますが、哺乳類は切歯、犬歯、臼歯と異なる歯の形をしています。実は、ペルム紀に登場した哺乳類型爬虫類こと単弓類の歯は、獲物に突き刺し噛みつくための長く尖った歯と、その肉を切り刻む小さい歯の二つの形の歯をもっていたのです。

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  その単弓類の大型捕食者の代表格がディメトロドンです。ペルム紀の前期に最も繁栄した単弓類と言われています。

ディメトロドンは、約3.5㍍の巨体を誇り、背中にある大きな帆があるので、一見恐竜のように見えますが恐竜ではありません。そしてこの帆は、体温調整に使われたのではないかという説が有力で、この体温調整器のおかげでライバル達よりもいち早く身体を温め動かすことができ優位にたったようです。

 

⇓ デイメトロドンの想像CG画像。結構動きも俊敏なようです


Dimetrodon Chase - YouTube

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そして、もう一つの単弓類の代表格がディクトドン。こちらは体長が60㌢にも満たない小型の生き物でそんなに強いわけではないのですが、実はペルム紀の後期に最も繁栄した単弓類と言われています。その証拠に化石の数が圧倒的に多いのです。そして注目すべきは、巣穴にメスとオス、そして多数の幼体化石がが同じ場所からでてきていることです。

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つまりディクトドンは、家族単位で巣穴に暮らし、育児をしていた可能性が高いということです。親は子どもを放置せず守るので、他の生き物に比べて圧倒的に子供の生存率は高かかったでしょう。

現在のカモノハシのように、お腹から滲み出るタンパク質や脂肪分を含む栄養のある汗をこどもに吸わせていたのではないか。そしてこの汗腺の一部は、その後乳腺へと進化していったのではないかと考えらえています。

 

 ディクトドンのイメージ像。可愛いような怖いような・・・・


Primeval Pictures: Diictodon - YouTube

 

 ペルム紀は、その前期こそ石炭紀同様、森が茂る生き物にとって住みやすい環境でしたが、大陸が集まりだしたことで海岸線が減少。内陸部から乾燥が激しくなり、次第に生物は小型化し、水辺に棲息する両生類は衰退していきます。そして、地球史上最大と言われる絶滅事件がやってくるのですが、その話はまた後日。

 

⇩あと本書の著者で、古生物に魅せられたイラストレーター 川崎悟司氏のHP。こちらで各時期ごとの

 古生物のイラストと解説をみることができます。各時期⇒大陸図をクリックすると、登場します。

 

 古世界の住人・川崎悟司イラスト集