少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№106📕石炭紀だからこそいた巨大節足動物等

お元気ですか。少年シニアです。

古生物学と聞くと大古の奇天烈な動物が浮かんできて、ロマンが掻き立てられます。

そして、古生物といえば恐竜となるのですが、古生代(約5.5〜2.5億年前)には、まだ

恐竜は存在していません。恐竜は中生代(約2.5〜0.65億年前)から登場します。

古生代は地球の環境も不安定だったので、生物にとって過酷な時代だったでしょう。

また生物同士の餌を巡る競争も激しいものがあったと思われます。

従って、そうした厳しい環境で絶滅した生物も数多く存在したはず。今回は、3.59〜

2.99億年前の石炭紀に登場し栄華を誇るも、絶滅した生物について勉強します。

  (本書↓は、恐竜の表記がありますが、古生代から新生代にかけて古生物を網羅した本です

よみがえる恐竜・古生物 超ビジュアルCG版 (BBC BOOKS)

よみがえる恐竜・古生物 超ビジュアルCG版 (BBC BOOKS)

 

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 さて、何といっても石炭紀の古生物の代表格は、翅を広げた長さが60〜70㌢にもなる(鷲くらいの大きさ)という巨大トンボの「メガネウラ」でしょう。昆虫は気門で呼吸することから、構造上身体を大きくできない(大きくすると莫大な酸素量が必要)のですが、大気中に酸素がとびきりあるなら話は別。酸素濃度が今より1.5倍近くあった石炭紀では、酸素をなんなく吸い込んで、身体をどんどん大きくすることができたようです。3.1億年前に出現しましたが、2.9億年前あたりから地球は寒冷化に向かい森林は減少。酸素濃度も低下し、その大型な身体を維持できなくなり2.82億年前には絶滅した模様です。

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 そして、メガネウラも真っ青というのが、史上最大の陸生節足動物と言われる「アースロプレウラ」。何と最大では、2㍍60㌢の体長のものがいたというのです。30個の体節に1対の足を持つこの巨大ムカデは、雑食性で強靭な顎で獲物を噛み砕いていたと言います。二列に並ぶ足跡が延々と続く化石から、この動物が林床を素早く移動し木や岩などの障害物があると、器用に進行方向を変えていたらしい。これも高酸素の恩恵です。こちらもメガネウラ同様、寒冷化により絶滅しました。

 

⇓ しばし3億年前の森や動物たちに想いを馳せてみてください


Meganeura - Giant Dragonfly - YouTube

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 その他、最初の爬虫類と言われている「ペトロラコサウルス」。体長40㌢ほどのトカゲのような動物ですが、恐竜やワニを含む主竜類の祖先とも考えられています。爬虫類が両生類よりも優勢になるのは、寒冷化と乾燥化が進んだ2.9億年前以降だそうですが、石炭紀後期にまさに陸上動物の主役交代の芽が出ていたのです。と言っても体長40㌢だから、大型昆虫に比べれば全く小さい。昆虫より小さい爬虫類というのも、何か想像がつかないのですが・・・

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 また両生類は、石炭紀に陸上動物の覇者の座にいて、中には体長が2.3㍍もの「プロテリギリヌス」のような巨大なものまで登場しますが、その覇権期間はそう長くなく500万年間その種をつないだのち、絶滅してしまいました。

古生物を追っていくと生物の進化のありようも見えてきますね。