少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№80📕再生能力を武器に強かに生きる棘皮動物

ヒトデ学―棘皮動物のミラクルワールド 【使用教材】ヒトデ学 著者:編者 本川逹夫 2001年10月刊 東海大学出版

 

 お元気ですか 少年シニアです。

今日は、ヒトデ・ウニ・ウミユリ・ナマコといった棘皮動物のお話です。

こちらも、約5億年近く前から存在していた動物たちです。

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さて、そもそも棘皮動物とは何か。またその特長を整理すると・・・・

①身体が五放射相称である。(這って移動する際に全方向に注意が払える、対向線がいずれも平行にならないため身体接合力が強いなどの利点が五角形の形にあるとか)

②皮膚に中に小さな骨片(棘含む)が埋まった構造の骨格系をもつ

③皮膚の固さが変わる

④水管系をもり、末端が多数の管足になっている。   などがあげられます。

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 まず、一番ポピュラーな存在で人の手のように5本の腕をもつヒトデ。中にはオニヒトデのように海の生命の維持において極めて大切なサのンゴを食い尽くすため悪役になってしまっているものいますが、英語ではスターフィッシュといわれるように星型の幾何学的な体型をもつ不可思議な生き物で水族館でも人気です。

そして何といっても最大の能力は、あまりえり好みをせず食べる捕食能力と、攻撃されても身体を再生させててしまう能力です。昔カキやホタテを食べるヒトデに業を煮やした漁師が、ヒトデを片っ端から捕まえてバラバラにして海の中に捨てたところ、再生によってかえって個体数が増えてしまったという笑えない話もあったとか・・・

 

⇩ヒトデが徐々に歩いて、海に戻る様子。子供は、いいものを観たと思うな。


海へ帰るヒトデ - YouTube

 

 次はウニです。こちらはヒトデ以上に移動しないイメージがあるのですが、これが移動するんですね。特に「ヒラタブンブク」という名のウニは、他のブンブクの100倍以上の速さ(10㌢〜20㌢/秒)で移動するとか。

面白いことにこれらブンブクは天敵の巻貝から身を守るために、砂にもぐって身を隠す術をもつように進化したので、わざわざ移動する能力をたもつ必要性はないのですが、ここぞという時には、身を守るための移動能力が目覚めるのでしょうか・・・

 

 ⇩ ウニの大群による移動は珍しい。本当に面白い動きです。


ウニの大行進 - YouTube

 

最後は、ウミユリ類のお話です。

棘皮動物の中では、最も祖先形に最も近いとされています。1本の茎で海底に、立ち上がり百合のような体がのっています。その身体と名前から植物と思うでしょうが、こちらサンゴ同様、動物です。その証拠に海中を移動することもあるのです。

こちらの動画は、ウミユリ類に属するウミシダですが、見ていると実に不可思議な気分になります。「えー 植物がひょこひょこ動いてるよ!」って感じです。

 


ウミシダの遊泳 - YouTube

 

派手な動きがない分、地味なグループではありますが、棘皮動物たちも

なかなか強かに生きていますね。