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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№79📕多くの生命の基盤となるサンゴ礁

 

ザ・サンゴ―サンゴの飼育と水槽レイアウト (アクアリウム・シリーズ)  【使用教材】ザ・サンゴ 著者 小林道信 2007 12月刊  誠文堂新光社

 

 お元気ですか。少年シニアです。今回はサンゴ/サンゴ礁について勉強いたします。

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 カンブリアの生命の大爆発が収束し、オルドビス紀(約4.9億年前)にはいった時、再び生命の多様化が進みます。その時に大きな力となったのが、サンゴ礁の形成と言われています。今もサンゴ礁は多くの生き物の貴重な住処になっているわけですが、大古の昔からそうだったのですね。

 サンゴというのは、一見植物と勘違いしますが、れっきとした動物で、正確にはサンゴ虫というクラゲの近縁です。

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 サンゴ虫はクラゲと異なり海中を移動する自由と引き換えに外敵から強固に身を守ることができる堅い骨格を獲得する道を選択しました。

このサンゴ虫の死骸が長い年月をかけて形成したのが、サンゴ礁です。

つまり、サンゴ礁の土台は、サンゴ虫の屍であり、生きたサンゴはその上で生を営んでいるのです。何か哲学的な感じがしますね。

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 サンゴは、日光を好む好日性サンゴと、そうでない陰日性サンゴに大別されます。何と好日性サンゴは、その体内に自らの力で光合成を行うことができる褐虫藻共生させています褐虫藻は、サンゴの体内に住ませてもらう代わりに光合成によって作り出した栄養分の大半をサンゴに提供しているのです。

だから好日性サンゴは、光さえあれば餌はほとんど必要としないという非常に恵まれた状況で生きているのです。しかし、水温は27〜28度が上限で、これ以上温度があがると渇水藻が死んでしまうためサンゴも白化して死んでしまうそうです。もうここまでくると運命共同体と言えるでしょう。

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 あと、動かないサンゴも実はすぐ隣にいるサンゴと熾烈な陣地争いをしているようで、隣ののサンゴが成長して近すぎる状態になると、触手を長く伸ばし先端にある刺胞の毒で、そのサンゴを攻撃するというのです。一見、穏やかなサンゴ礁の風景の中で、サンゴ同士の激しいバトルが繰り返されているのです。

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 本書では、サンゴの飼育についてかなり詳細に説明されています。飼育度も易から難まで示されているので、大変ありがたいですね。ちなみに飼育度が

易しい    ➡ ミズタマサンゴ、オオハナサンゴ

比較的易しい ➡ エダハナガササンゴ、タバネサンゴ、ネジレタバネサンゴ

            と記述されていました。いずれも好日性サンゴです。

これに比べ、褐虫藻共生していない陰日性サンゴの飼育のすべてが「難」とされていました。餌の与え方が大変なのでしょう。ただ好日性のものでも上記以外は、中〜難になっていますから、サンゴの飼育はかなりデリケートなようです。良心的で専門知識をもった店主と、よく相談することが重要とのことです。

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 でもやはり、サンゴは、実際の海で見てみたい。そのためにも、そう遠くない日にダイビングの技術を習得して潜ってみたいと思います。それまでは、このような動画をみて、気分を味わっておきたいと思います。

 


サンゴ礁 水中散歩 オーストラリア グレートバリアリーフ 2 - YouTube