少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№74📕オルドビス紀の覇者、頭足類について

  1. イカ・タコ観察事典 (自然の観察事典) 

  【使用教材】イカ・タコ観察事典 文:小田英智 写真:小林安雅 1998年2月刊 偕成社

お元気ですか。少年シニアです。

上記の本は少年少女用ですが、中身はなかなか濃いですよ。

今回はオルドビス紀(約4.9億年〜4.4億年前)を支配していた頭足類のお話です。

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なぜ、オルドビス紀の覇者が頭足類なのかというと、体長11㍍とも言われるこの時期の最大の捕食者カメロケラスが、頭足類に属するからですね。

頭足類というのは、大きくいうと「オウムガイの仲間」「イカの仲間」「タコの仲間」の3つに分かれるのですが、こちらの巨大モンスターは、オウム貝にもっとも近い生き物のようです。

   ⇩ 三葉虫を喰らうカメロケラスのつもり

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オウム貝は、もともとはカタツムリのように殻を背負って平たい足で海底を這っていた巻貝(腹足類)が、遊泳能力の強化と引き換えに、足を触手にかえ頭の前につけて進化していったと言われています。

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オウム貝は、既にカンブリア紀には存在していたようなのですが、実は今も生きていて、水族館でも鑑賞できます。確かに見ただけでも古生物という雰囲気がプンプンしますね。以前は足であった触手が頭の前についているので頭足類の仲間であることが、よくわかります。


生きた化石!オウムガイ(須磨海浜水族園) - YouTube

 

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 そして、更に遊泳能力を優先するために、殻まで取っちゃったのが、タコやイカのご先祖様です。これ相当勇気がいったんじゃないでしょうか。

しかし、この方向転換は大成功でした。これにより捕食能力や、身を守る能力が著しく向上したのです。

まずは、漏斗によって水を利用してこれをジェット噴射のようにして水中を駆け抜ける能力を身に着けました。そして、お馴染みの目くらまし作戦に使われる墨の利用。更に海底の色調にあわせて自らの身体の色を変えてしまうという擬態能力のゲット。

もうお見事というしかありません。

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また身体的・物理的戦闘能力・防御能力の強化だけではありません。

無脊椎動物の中では最もクレバーな頭脳をもち、身体の大きさあたりの脳の重量は、魚類・爬虫類を大きく凌ぎ鳥類・哺乳類に肉薄すると言われています。

この巨大脳を活用してどのような、知的能力を駆使しているのか、またその潜在能力は? これらについては、引き続き次回にお話しいたしましょう。