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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№66〜№72 カンブリア紀 まとめ

約5.42億年前から約6000万年間の地球の時代。

このカンブリア紀に、生命は爆発的に進化をとげた。

それ以前の地層からは出現しなかった多細胞動物の化石が、どんどん出現したのだ。

現在の動物の門の原型が、カンブリア紀にほぼ出来上がったと言われている。

その中でも主役は、三葉虫をはじめとする節足動物たちだった。

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カンブリア紀のキーワードは眼と殻だ。最初に三葉虫が眼を獲得し、生存競争をリー

ドした。眼をもつことで喰う喰われる関係が明確になった。喰われる側は殻で身体を

まとい防戦した。その三葉虫の天下も長くは続かなかった。

五つの眼をもつオパビニア。

全長が90㌢あったと言われるアノマロカリス

眼をもつ大型捕食者が現れ、カンブリア紀の海の世界を支配した。

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カンブリア紀の爆発は、ダーウィンが考える進化の「漸進説」を大きく揺さぶった。

進化は徐々に進むという説とまったく矛盾していたからだ。

名著「ワンダフルライフ」でバージェス頁岩のカンブリア紀の大爆発を世に知らし

めたグールドは、進化は一気に進むときと、そうでないときがあるとする「断続

平衡説」を唱えた。

また、進化自体、偶然性に大きく左右されるということも併せて主張した。

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このグールドの主張に噛みついたのが、実際バージェス頁岩の化石を検証したモリス

だった。モリスは、グールドが強調するほど、カンブリアの大爆発は特殊なものでは

なく、進化も一定の方向性をもっているのだと強調し、偶然vs必然論争が、カンブリ

ア紀の研究を舞台に巻き起こり、グールドの死後も議論が続いている。

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カンブリア紀の結末は、謎に満ちている。

最強の捕食者であったアノマロカリスやオパビニアが忽然と姿を消したのだ。

どんなことが地球に起きたのだろうか。

その他の動物たちも同様で、あれだけの多様性を誇っていた生き物たちは、かなりの

数に絞られた。これを悲運多数死事件と呼ぶ。

その中で生き伸びた動物たちが種をつないで、きたるべきオルドビス紀を迎える。

カンブリア紀とはまた違った生命の進化が始まった。

 

次回より、オルドビス紀の生き物の様子を見ていくことにしよう。