少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№61📕大陸が1年に10㌢程動いていることについて

絵でわかるプレートテクトニクス 地球進化の謎に挑む (KS絵でわかるシリーズ) 

  【使用教材】絵でわかるプレートテクト二クス 著者 是永淳 2014年5月刊 講談社 

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    現在地球上に6つある大陸は、過去において4回、ひとつのまとまった超大陸として存在していたことがあると著者は指摘しています。

  約27億年前 ➡ ケノアランド

  約18億年前 ➡ ヌーナ

  約10億年前 ➡ ローディニア

  約2億5千万年前 ➡ パンゲア

シアノバクテリアが誕生しその光合成により酸素が海水に広がっていたのが約27億年前なので、その時地球は1つの大陸しか存在していなかったということになります。大陸は長い年月をかけて離散集合していたのです。これは、地球の気候や火山活動にも大きな影響を与え、生命にも多大な影響を与えたことでしょう。

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 まず大陸が移動するということを、公式の場で主張したのは、ドイツの気象学者のヴェゲナーでした。彼は1910年世界地図を見ていて大西洋を挟んだアフリカの東海岸線と南アメリカの西海岸線があまりにも似て、ジグソーパズルのようにひとつにくっつくことに気づきました。そして両大陸に同種の古生物の化石がみられることの確証を得て、大陸は移動するという主張をぶちあげました。大陸地殻は、海洋地殻よりも軽いので海洋上に浮いていて移動が可能だとしたのです。

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 しかし大陸が移動することは間違いではありませんでしたが、大陸地殻が海洋上に浮かんでいるというのは間違っていました。現在では大陸地殻と海洋地殻はつながっており、プレートと呼ばれる板状の構造のものが、地殻の下にあるマントル内の対流によって移動するため、結果として大陸と大陸が衝突するということが明らかになっています。

これをブレートテクトニクスといいます。中央海嶺(海中の山脈)で発生した海洋プレートは両面に拡大移動していき大陸プレートにぶつかると重い分、その下に潜り込んでいきます。このときの潜り込みの状況により地震が発生します。日本に地震が多いのは太平洋・フィリピン・北アメリカ・ユーラシアの4プレートがぶつかり合う場にあるためです。

ちなみに太平洋プレートは1年に8㌢づつ日本がある北アメリカおよびユーラシアプレートに沈み込んでいるようなので、8000万年後にはハワイの島々は日本大陸と衝突すると言われています。

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 さてこのようなプレートの移動はいつから地球で始まったのでしょうか。約27億年にケノアランドが誕生し、その9年後にヌーナが誕生しているところをみると、既に先カンブリア時代の初期にはプレートの活動があったのでしょう。しかし冥王代と言われる約40億年以上前に、その活動があったかどうかは定かではありません。

 海洋プレートが大陸プレートに沈み込むときに大量の海水がマントルに放出されることでマントル内の粘性が変化し、火山活動が発生するといわれています。そして大量の二酸化炭素が大気中に放出されます。

大古の時代は太陽の光が現在の7〜8割程度だったと言われています。本来この明るさでは、理論上は地球全土は氷に覆われるそうですが、火山活動で排出される二酸化炭素温室効果により、概ね生命が維持できる気温を維持できたとされています。

プレートテクトニクスは生命の存在を保障する地球活動だったとも言えますね。