少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

いのちの理科俳句(生命誕生編)

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「命」と「生命」はどう違うのでしょうか。

私は「命」というと精神性を感じ、「生命」いうと実存性を感じます。それでこんな句ができました。すこし季節外れで恐縮ですが・・・

 

 命から 生命うまれり 里の春

 

 いずれにしても生命の誕生ほど心を揺さぶれるものはないと感じます。  もう30年も前の話ですが、かみさんのお腹に生命がやどったことを知ったとき、何ともいえない気持ちになったことを今でも思い出します。生命を欲する「命」が自らの意志で「生命」を誕生させようとする情念に感動していたように思います。

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さて多くの俳人が「いのち」を詠んでいます。ただ地球や宇宙というバックボーンまで押さえた上で「いのち」を表現している句はそう多くはありません。そんな中、いのちの俳人というと小林一茶が有名です。特に小さな生き物に肩入れをして、いのちに迫った人ですね。そんな一茶がこんな句をつくっています。

 

 蟻の道 雲の峰より 続きけん   一茶

 

地上を這う蟻の道」が地球の象徴であり、天高くたなびく「雲の峰」が宇宙の象徴とすれば、一茶の考える地球やそこで暮らす生き物は孤独ではなく、宇宙とのかかわりの中で互いがつながったものとしてとらえられます。

宇宙科学者カール・セーガンは宇宙の観測を通して、地球は決して孤独ではないと言いました。すべての物質は、もとをただせば同じルーツからできているということを知ったことが、宇宙科学の最大の成果といえます。

そして生命科学の成果は、生命の多様化・枝分かれということでした。ダーウィンの進化論によって、様々な生命もまた同じルーツからできていたことを我々は知ったのです。人類もこの枝分かれによって誕生し、生命とは何かを考えるまでに至りました。

これから更に生命の多様化の展開について学んでいく予定です。