少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№31〜44  地球・生命の誕生まとめ

 

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「雲は天才である」という石川啄木の小説がある。

 確かに雲は天才である。

 天才は世界を変えるが,雲も地球を変えたのだから。

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 約46億年前,地球の表面が灼熱のマグマオーシャンで覆われていたとき

 水は液体の状態を維持できず

 大気中に水蒸気を集めた雲の姿で、その出番を待っていた。

 次第に隕石の衝突はおさまり、地球は冷え、ついにその時がやってきた。

 雲から水蒸気は水にその姿をかえ、大量の雨となって何年も地球に降り注いだのだ。

 そして海を形成し、海水は再び水蒸気となり雲を形成し、

 雲から再び雨となって地表に降り注ぐという素敵なサイクルをつくりだした。

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 雲は水を地球に提供してくれるだけではなかった。

 その水の中でなにかが起こったのだ。地球内部で発する熱をエネルギーとして

 無機物から有機物への化学合成がおこり、細菌のような生命が誕生した。

 もう40億年ほど前の話だ

 太陽系の歴史の中で、この事件ほど画期的なものが他にあるだろうか

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 まだ二酸化炭素と窒素が中心で酸素が殆どない大気の時代のお話だ。

 誕生した生命は、過酷な環境の中で、生き続けた。

 雲は水となって天から降り注ぎ、水と地球は協力して

 大変なものを創り上げてしまった。

 もう後戻りはできない。

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 でも生命の話は始まったばかりだ。

 このあと、生命は度重なる試練にたたされるのだが、

 まあその話は、空高くたなびく巻雲でも眺め

 生命の不思議さに心を寄せながら ゆっくりとしていこうじゃないか。

 時間はたっぷりあるのだから。