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少年シニア 55歳から学ぶ理科

生命のルーツを知ることは自分を知ること。生命の不思議で人生ワクワク致しましょう!

№33📕地球の誕生について

一冊で読む 地球の歴史としくみ使用教材】一冊で読む地球の歴史としくみ 著者 山賀進 2010年12月刊ペレ出版

                  

 地球がいつどのようにして誕生したのか。地学の一丁目一番地のお題だと思うんですが、学生時代にきっちり教わった記憶がありません。先生は話してくれていたのかも知れないけど、自分に興味がなかったんでスルーしちゃったんでしょうか? いずれにしても地球人の一員としては、きっちり理解しておかねばならぬと反省し早速勉強です。本書を読むと、地球の物語かなりドラマチックですし、波瀾万丈です。

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ドラマ仕立てで表現すれば地球誕生は、こんな感じでしょうか。

50億年ほど前に、質量が太陽の8倍以上もある恒星の寿命が尽き、超新星爆発をおこして、原始太陽系星雲を形作る材料が宇宙空間に供給されるのが第一幕。

材料の星間ガスの密集地帯で互いの引力による集積がおこり原始太陽ができ、その回りに円盤状に惑星の材料となるガスやダストが旋回するのが第二幕。

円盤状に周回する塵が衝突し直径10㌔程度の岩石・金属を主成分とした小物体になり、さらに衝突合体をくりかえして、現在の10分の1程度の大きさの原始地球が約46億年前に誕生したのが第三幕。

さらに地球へ微惑星や隕石が衝突。その衝撃による高熱で地球の岩石はどろどろとけてマグマの海を形成。 重い鉄が沈み核となり、現在のような内部構造になったのが第四幕。

微惑星の衝突により脱ガスがおき、水蒸気や二酸化炭素・窒素を成分とした大気を形成。その後は衝突もおさまり地球の冷却により水蒸気が大量の雨となって落下し、海を形成したのが第五幕。

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 この後も「生命の誕生」「生命による酸素供給」「全地球凍結」「超大陸の形成」などなど、波瀾万丈の運命が待ち受けています。最近とみに「地球にやさしく」といった趣旨の発言を耳にしたりしますが、地球はそんなやわではなく、やさしくすべきは地球で生かされている我々人類も含めた生命なんだと思います。

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  こうしてみると我が地球は、様々な微惑星の寄せ集めであり、原始地球後も降り注ぐ隕石や彗星が、その後の地球の運命に大きく影響を与えていることがわかります。生命の誕生についてはまだはっきり解明されていませんが、地球内部からではなく隕石が運んできたという説がありますし、生命に欠かせない水も隕石や彗星が運んできたという説があります。近く打ち上げられる「小惑星探査機はやぶさ2」のターゲットは、有機物や水が存在する可能性の高い小惑星だそうです。まさに地球が誕生した当時のままの組成を維持した貴重な試料を得れる可能性があります。また新たな地球誕生の秘密が明らかにされるかもしれません。